コスパの良いスキルがパブリックスピーキング
パブリックスピーキングのゴールについて最初に説明しておくと、6時間のセミナーができるようになることです。
人前で話をするとなると、苦手意識を持つ人が多いのですが、きちんと学んで実践すれば誰でもできるようになります。
僕も以前は人前に立つと、足が震えてましたし、数日前から緊張をずっとしてました。
今でも緊張は変わりませんが、実践を積むことで、やろうと思えばできる状態へと成長しました。
実際にできるようになったら、ストリートアカデミーやUdemyといったサイトを使ってビジネスにつなげていくことができます。
パブリックスピーキングを身につけたら何が起きるのかと言うと、人生ステージが一段上がります。
なぜかと言うと実際に人前で話せるということは、先生になることができるからです
たとえばセミナーをするとして、そのテーマについては先生ということで専門家と見られるわけですね。
他の分野で結果を出している人が、自分の専門分野を学びに来るということで
他の専門分野を身につけている人と簡単に繋がることができるようになります
教える教わるといった関係があると、全体で交流する場があれば話もしやすく、確実につながりやすくなるのです。
日本人は特に話すことが苦手な人が多いのですが、やり方を知らないだけで、学べばプロレベルにすぐ到達するのは難しいものの、誰でもある程度はできるようになるため、
パブリックスピーキングはコスパの良いスキルなのです。
これだけは話す内容に入れてほしい基礎3選
実は話すのが上手いと感じる人には、パターンがあります。何人もの話すのが上手い人を分析してわかりました。
つまりどんなことをテーマにするにせよ、話す前にそのパターンを考えればいいわけです。
共感×新しい発見×自分ごとに感じてもらう
この3つです。
好き4(1日4時間だけ、好きなときに、好きな場所で、好きな人と、好きなことを仕事にするライフスタイル)をテーマに話すのであれば
共感というのは、
嫌いな仕事をすると健康に良くない、といったことは誰もが共感してくれる内容です。
新しい発見であれば
常識と思われていることをまず最初に伝えて
次にその反対となるような、多くの人が気付いていないであろうことを見つける
それを正当化して伝えるということです。
わかりづらいと思うので、
たとえば、1日8時間働くことは常識ですよね。これをまずは最初に伝えます。
その反対となるようなこと、その労働時間の半分である4時間しか働かなくてもやっていけるんだよ、と伝えるのは多くの人が気付いていないことです。
ただ、なぜ1日8時間働くのが常識なので4時間しか働かなくてもやっていけるのかを、きちんと理由を説明しないといけません。きちんと理由を説明する、つまりその正当化はEvernoteを使いこなすことで効率化を極限まで高めることでできるようになる、という理由からです。
常識とは反対となる内容は聴衆にとっては新しい発見になることが多いです。
ただ新しい発見は、セミナーの内容の半分くらいがちょうどいいです
半分以上あると、情報量が沢山ありすぎて処理できなくなってしまうからです
自分ごとに感じてもらうというのは
実際にその聞いている人を想定して
聞いてる人にとって、全く関係のないことを話していると頭に入りづらいです
つまらない大学の授業だったり、学校の始業式の時に行う校長先生のスピーチだったりとか自分に関係ないことを説明されても、なかなか頭に入ってきません。
たとえば、嫌いな上司と働くのではなく、自分が好きな人と働ける環境があれば、その環境にいきたいですか。
と話せば、嫌いな上司と働く経験は誰でもあるので、自分ごとに感じてもらいやすいです。
何におもしろいと感じるのか
続いて、応用編について見ていきます
応用編を身につければ、パブリックスピーキングとしてのスキルが一段上がります
感情を揺さぶるテクニックになるので、コピーライティングに似ています
毎日4時間の仕事で月100万稼ぐのに欠かせないコピーライティング
おもしろいと感じるものは2つあります。
1.聞いてる人の感情を揺さぶること
2.聞いてる人が持っている大きな問題を解決する方法を教える
2つのどちらにも言えることが、聞き手の感情の波を追いかけるということです。
話しながら聞いてる人の気持ちの変化をキャッチしつつ、話す内容もその場に応じて変えていけるのが理想です。
2についてはそのままなので、特に分かりづらい1を解説します。
感情を揺さぶるテクニックは3つだけ
違いをもたらす違い×体感したことがある大きな問題×どんでん返し
この3つです。
違いをもたらす違いは
何が違うことで、その結果の違いが生まれているのか
ということです。
例えばプロ野球選手でも
超一流選手と二軍の選手
その違いは何なのか
バットの振り方、体の使い方、マインドセット、筋肉量などどこかで違いがあるからこそ、その結果の違い(超一流選手と二軍の選手)が生まれているということなんですね。
それらを見つけて違いをなくしていくことで、トップレベルの人に近づいていくことができます
この違いを知りたい人は多いので、話す内容に入れると聞き手が興味を持ってくれます。
体感したことがある大きな問題というのは
自分ごとに感じてもらう、に近いのですが
+大きな問題をくっつけた形になります
合わせ技です
たとえばなにかをググったときに欲しい情報がずっと出てこなくて時間を無駄にしてしまったことがありませんか
といったふうに聴衆に問いかけてみてください。
情報収集術トレーナーをしていると、たくさんの人から聞く不満で、誰もが一度は体感したことがある大きな問題です。
質問されることで、確かにそうだな、と自分ごとに感じてもらうことができます。
どんでん返しは映画やドラマにも使われているテクニックですね。
人はこれまでの経験から、これから起こることを無意識で予想してしまうんです
それをひっくり返していくことが感情を動かすことにつながります
映画やドラマでも見ていたら次にどうなるんだろうと勝手に予想してしまいますよね。
その予想が大きく外れれば外れるほど惹き込まれていきます。
どんでん返しをするためには、人が予想すること、一般的にみんなが感じるようなことは知っておかないとできないことです。そこで、日頃の情報収集がカギになります。
感情を揺さぶるテクニック〜テンプレート編
感情を揺さぶるテクニックを3つ紹介しましたが、実際に何を言えばそれらのテクニックへとつながるのか、それぞれ1つずつですが具体的なテンプレートまで紹介しちゃいましょう。
これらの言葉を使うだけで、あなたの話を聞いてくれやすくなります。
違いをもたらす違いは、
できる人とできないの違いは何だと思いますか
体感したことがある大きな問題は、
◯◯な経験をしたことはありますか
どんでん返しは、
◯◯(一般常識)はやらないほうがいいんです。なぜなら〜
感情を揺さぶるテクニックを入れるのにどうしたらいいのかわからないという人は、これらを話す内容の中に入れてください。
ただし、毎回同じだと駄目で、野球もストレートをたくさん投げる中で、カーブ やフォークといった違った球を投げる必要があります
毎回、ストレートだとどれだけ速い球でもばれてしまい、違和感を感じられてしまいます。
パブリックスピーキングとコピーライティングの一番の違い
コピーライティングは一人の人に向けて書くので伝え方が違ってきます。
一方、パブリックスピーキングはセミナーでもプレゼンでもその内容が話し終わるまで基本的には聞かれているので
聞いている人、全員に響く内容でないといけないのです
そこにいる多くの人に共通していることを話していきます。
コピーライティングは逆にターゲットじゃない人は読んでもらう必要がなく、自分に関係ないと思った文章を見たらすぐに離れていくことが前提なので、一人の人で大丈夫なのです
パブリックスピーキングでは抽象的なことを言うと、あまり理解されないので具体例をできるだけたくさんあげた方が良いです。
人前で話す人は色んな背景、色んな人がいる中で話すことが多く、聞いてる人のレベルもバラバラですが、初心者の方が多いので、具体例をたくさん入れてあげた方がより満足度が高いものになります
伝えたいことが10 あるとしても、その10を全て伝えてはいけません。
3つに絞って話すというのがいいです
1時間以内にその内容を話そうとするとして10を話してしまうと、1つずつにかけられる時間が減ってしまうので、どうしても抽象的な話になってしまうからです
具体的な話をすればするほど話は長くなります。
たとえばペットボトルのふたの開け方というのを具体的に話すとなると、
まずペットボトルの開け口をチェックします。左手を開け口のところに持っていきます。
右手をキャップに触れます
。。。(続)
といったふうにかなり長いですよね。
だからこそ、伝えたいことはできるだけ絞るようにしてください
たくさん伝えたいことがある気持ちはわかりますが、ここは抑えるようにしましょう。
セミナーをするなら事前に知っておくべきこと
セミナーをする際にはキャンセルが必ず出ます
これはもう仕方がないことで、
キャンセル要項をしっかり厳しめに入れるのがいいです
事前決済をするのもありですね。
ストリートアカデミーのようなサイトは事前決済ができるのですが、
こういったサイトを使わない場合でも事前決済にしましょう。
キャンセル要項はどういうのを入れるか
遅刻はしないようにしてください
遅刻するなら必ず連絡を入れてください
といったところが定番です。
キャンセル要項をしっかりすることで、このセミナーはきちんとしたものなんだなということが伝わります。
話のネタの選び方
需要、得意、情熱
それぞれの円をイメージして、3つの円の共通点を探してみてください
スモールビジネスを作るときは、この3つを掛け合わせるという話をしましたが、
セミナーの話のネタを選ぶ時には需要、得意、情熱の共通部分です。
目的によって話す内容が変わります
- ノウハウ、気付きを提供する
- 商品を売る
- 世界観を話すことでコアなファンになってもらう
一番簡単で一般的なものは、ノウハウと気付きを提供するものです
これまで学んできたスキルや経験を話すだけ簡単です
最終ゴールが商品を売る場合は少し難しくなります
バックエンド販売を売るときにも繋がってくるのですが、話し方の順番としては
具体例をひとつ。
自分の好きな時間に働くことができますか
といった問題提起から始まって
自分でスモールビジネスを作ることが必要になってくるのです(概要)
スモールビジネスを作るには、人の感情の変化を数値化する必要があります(詳細)
ただし感情ゼロからプラスにするようなサービスを作っただけでは、売上をそこまで上げることができません(新たな問題提起)
売上をコントロールできるようになるにはマーケティングやコピーライティング
パブリックスピーキングです(概要)
これを学ばないことにはいつまでもお小遣い稼ぎレベルから抜け出すことができません。(焦らし)
この詳細は今回は時間がないので、また次回の合宿で教えます。詳細(バックエンド)
こんなふうにつなげていくのです
どうやって話が途切れずに無限に話せるのか
自分の経験と得意テーマをつなげれば無限に話すことができます
実際に僕はフリーランス養成合宿で3ヶ月間、一度も同じ講義をすることなく毎日3時間、話し続けていました。
なぜできたのかと言うと、今までの経験を全部、自分の得意なサービス、僕の場合でいうと情報収集術につなげていたからです
自分の体験をたくさん増やすことがアウトプットを豊かにすることができるんですね
プレゼンの作り方
僕の場合だと
好き4をテーマにしてメッセージを
好き4(毎日4時間だけ、好きなときに、好きな場所で、好きな人と、好きなことを仕事にして、自分も周りも幸せになる「好き4」)の生活は良いですよ
です。
メッセージを伝える内容には
- 具体例
- 常識
- 違いをもたらす違い
といった内容を入れましょう。
具体例は
好きなときに勉強できる
常識は
長時間労働が当たり前になっていませんか
違いをもたらす違いは
できる人は仕組み化してる
といったようにです。
これに向かって内容を決めていくと、ゴールがあるので、ブレずに内容が作れます。
それともう一つ、最後のまとめは締めなのでとても重要です。
まとめとして
明るい希望を連想させるメッセージ
を入れます。
明日からは◯◯をして人生を変えていってください。
といったようにです
セミナーの余興に使えるtips
最初にセミナーをするときにこの人は本当に大丈夫なのかな、と特に初めてセミナー講師に会う人はそう思われる場合があります
そこで、自分が持ってるものを全て提供するというスタンスを最初に伝えておきます
その出し惜しみなく伝えるというのは本当なのかと思われる方もいるかと思うので、恥ずかしいことを後悔します
といったようにです
恥ずかしいことを後悔することで、信頼を得ることができます
この恥ずかしいことがなにか笑えるようなストーリーだと
聞いてる人も話している人も雰囲気が良くなるので、その後の話にスムーズに入っていくことができます
まとめ
具体的なセミナーやプレゼンの作り方、どんな内容を入れたら良いのか、どんな心理効果を入れたらいいのかといったことを説明してきましたが、パブリックスピーキングは練習すれば誰でもできるようになります。
僕自身も最初は頭が真っ白、足がブルブル震えるといったことを体験してきましたが、今では人前で緊張はしつつも話せるようになりました。
人前で話す人が少ないからこそ、このスキルは身につければ一生使えますし、重宝します。
ぜひ一つずつ身につけていってください。