情報発信をなんとなくしてるだけで、あまり良いことを言えないんですが、どうしたらいいですか。
情報発信をしていきたいんですが、なにかコツみたいなものがあれば教えてほしいです
情報発信というと、これまでやったことがない人にとってはかなりハードルを高く感じてしまうかもしれません。そんなときは、身近なものに置き換えてみましょう。
料理で言うと材料が情報収集してきたもの、シェフがその情報収集してきたものをどう加工するのか、
いくらシェフが一流でも、材料が腐っていたり、あまり質が良くないと完成した料理はあまりいいものができませんよね。つまり情報収集力が大切なのです。
料理をあまりしない人は写真でもいいです。写真も撮る対象となるものがどうしようもないと、どれほどプロフェッショナルなカメラマンでも難しいですよね。
逆にどれほど良い材料を集めてきても、シェフのスキルが低いと完成形は悲惨なものになってしまいます。
どう加工するのか、例えばカレーを作るにしても、野菜の切り方が違うだけで味は変わってしまいます。そして切り方にもたくさんの種類があります。
切り口をたくさん用意できてその場にあったものを提供できるのが上級者
理想は野菜の切り方をたくさん知っておいて、料理するものによって変えていけるのがベストですよね。
情報収集したものを発信する時も同じで、何か情報収集してきたときにいくらでも切り口があるわけです。
1つの情報に対してできるだけたくさんの切り口から加工できるようにしておきましょう。何か1つを体験すると10個も20個も情報発信できる、これができるようになると情報発信に困る事はありません。
後はこの大量の切り口から、その場に合わせた切り口(料理)を選択できるようになればいいのです。それが上級者です。
例えば何かイベントに参加したとして情報発信しようとするとしましょう。この時にどんな切り口で情報発信するのかを考えてみてください。例えば、
そのイベントで何を学んだのか
がありますよね。
他にも切り口を変えると、
そのイベントで一番印象的だったこと
イベントで感じたこと+自分の経験でどんなことが言えるのか
1ヶ月後に改めて感じること
◯◯に向けて伝えるならなんと言えるのか
カレーを作る時、子供に向けて作るのか大人に向けて作るのかで作り方は変わってきます。それと同じようにどの切り口で発信するのかはその時々に応じて使い分けるべきなのです。
必ず決めておく必要があるのは、誰に向けて発信するのかということです。今後読み返すために、自分に向けて発信する切り口もたまにはオーケーですが、ビジネスにおける情報発信の基本はいかにお客様に提供することで、自分ではないんですよね。
ですので、自分のお客様を誰にするのかを明確にしておく必要があるということです。よく見かけるのが、お客様を明確にしてなくてあまり誰にも響かないような情報発信をしている、あるいは自分にしかわからないような難しい発信をしている
価値のある情報を発信するために、有料級の情報を出すというのは聞いたことがあるかもしれませんが、有料級の情報ってなんだよと思う人も多いです
誰に向けてというのを明確にしていれば、自然と価値のある情報を発信できるようになってきます。そしてその時に出せる1番ベストなものを発信するということです。
カレーを子供向けに毎回作っていると、その時作れる一番良いカレーを提供して、自然と上達していきます。
情報発信とはお客様を絞ること
自分の考え方や自分が持っているノウハウを発信することで、自分の立ち位置を明確にして、どんなお客様が自分にとって1番合っているのかを絞っていくのです。
すべての人に満足する情報発信やサービスというのは絶対に存在しません。
これを心の底から理解することで、みんなに役立つような発信をしようと八方美人な意味のない情報発信はなくなります。
あなたが何者なのかを絞らない限り、それはどこにでもいる人になってしまい、ビジネスとしては極端に言うと存在しないのと同じことです。
情報発信=絞ること
というふうに考えてみてください。
絞ることで切り口も見えてきます。
たとえば人前で1時間好きに話してくださいと言われたら、イヤな顔をする人も多いですが、言われた質問に答えてくださいと言われたら、できると思います。
なぜかというと、質問を通して聞かれることが自動的に絞られるからです。
ほとんどの人が間違えてしまうのは、不特定多数の人全員に向けて伝えようとしてしまうことです。それだと一気に難易度も上がりますし、色んな人に伝えようとしてしまうため、浅いものになります。
イメージしてほしいのですが、子供と高齢者に伝える内容は全く変えないとそれぞれに響きませんよね。
絞ること自体はとても簡単で、誰でもできるので、このコツを知ってれば情報発信がすぐに上達します。
普段あまり情報発信をしない人は、twitterでもどこでもいいので、
切り口をたくさん見つけること
絞ること
この2つを意識して、1週間に1度は発信するようにしてみてください。
絞ること以外に切り口をもっと見つけるやり方は奥が深いので、別記事で合わせて書いてます。