フリーランスはたくさんのプロジェクトを持つので、アイデアの質がとても重要になります。誰でもやってるようなプロジェクトをしてもフリーランスとしてあまり価値がありません。
今やなんでもネットから情報を得られる時代、勝負のカギを握るのは、ネットにはないような、情報を組み合わせたり活用したりした結果、新しく生まれる斬新なアイデアといってもいいくらいです。
アイデアを出す上で参考にしたいのは、新しいプロジェクトをやるときは、業界初か世界初を目指すということです。
そこで、アイデアを自由自在に出せるテンプレート、縦、横、高さ、時間の4次元思考を紹介します。
4次元思考という言葉がいきなり出てきてなんのことかと思うので、4次元思考を理解するために、まずはその核となる「抽象度のコントロール」を使ってアイデアを出す簡単な事例から解説していきます。
抽象度のコントロールでアイデアを出す
抽象度を上げたり下げたりすることでアイデアを出すことができます。抽象度を下げるというのは具体的にするということで簡単です。
ここでは抽象度を上げることについて、たとえばガラスのコップがあるとしたら抽象化すると何になりますか?
硬い、透明、など
抽象化の特徴として抽象化を繰り返していくと、絶対法則へたどり着きます。なぜかというと、抽象化というのは共通してることを見つけていくことで、どんなことにでも共通して通じる大事なことにたどり着くからです。大事なこと、つまり本質→絶対法則へと到達します。
抽象度を上げ下げしてコントロールすることができると、応用範囲が一気に広がります。
たとえば健康についてのプロジェクトをするとして、「健康」だと抽象度が高すぎて、人によっても健康の定義は色々違いますし、具体的に何をするのかわからないので、抽象度を下げて(具体的にして)、健康よりもさらに具体的な「オーガニック」についてのプロジェクトをする、といったようにです。
逆に、抽象度を上げる場合の例として、情報収集術についてのプロジェクトをする場合、情報収集術だと具体的すぎて少しマニアックで、あまり人が集まらなさそうなので、もう少し他の人も巻き込めるように、抽象度を上げて情報収集も情報発信も含む「情報リテラシー」についてのプロジェクトであれば、プロジェクトとして成り立ちやすいです。
健康→オーガニック
情報収集→情報リテラシー
といったように、抽象度を上げたり下げたりすることで、新しいアイデアが出てくるようになります。
抽象度をコントロールする練習にEvernoteを使う
抽象度のコントロールがアイデアを出す1つのコツですが、仕事の効率化に欠かせないEvernoteを使うことで、抽象度のコントロールを練習できます。仕事の効率化と抽象度コントロールの練習ができて一石二鳥です。
Evernoteは第二の脳と言われていて、マイデータベースというのが一番わかりやすいです。自分に必要なものをどんどん入れていく形です。
Evernoteのノート数が1万以上あるんですが、ここまでノート数が多いと、日頃から整理しておく必要があります。
なぜかと言うと、必要な情報を取り出せない、取り出すのに時間がかかるくらいなら、どこに整理したのか情報を探してる間にもう一度同じような情報をあらためて情報収集した方が速い、となってしまうからです。
だからこそ、情報整理は情報収集とセットなのですが、その整理の仕方をどうするのかが課題になってきます。
そこで、あらゆるノートを3段階で分けることをオススメします。
先ほど説明したように、抽象度が高いものほど重要なものなので、3段階に分けて、
人生の中で、
一番重要なジャンルをノートブック
二番目に重要なジャンルをタグ
三番目に重要なジャンルを小タグ(タグを重ねると勝手に小タグになります)
に分類します。
ノートブック、タグ、小タグというのはEvernoteで情報整理するときの基本機能です。
なぜ抽象度を3段階にするのかは、抽象度レベルが4つを超えると整理するのがめんどくさく大変になってくるからです。またあまり細かく分けすぎると、重要なものとそうでないものの違いがあまり変わらなくなってくるからです。7番目に重要なもの、8番目に重要なものと聞くと、どっちもあんまり変わらなくない?となりますよね。
3段階がちょうど良い分け方になります。
どんなノートにも3段階のどれかに分けてあげることで、抽象度コントロールができるようになります。
アイデア出し以外にも使える抽象度コントロールの活用例
抽象化、具体化を必要に応じてできるようにする「抽象度のコントロール」は色んなところで役立ちます。
たとえば、教育です。なにかを他の人から教わる時に、その教わる人がどれだけ抽象度をコントロールできているのかを見抜ければ、自分にピッタリの先生を見つけることができます。
脳科学の苫米地さんはめちゃくちゃ頭が良いのですが、話してることが難解すぎる、つまり抽象度が高すぎる(具体例があまりなく理解しづらい)んですね。
あまり抽象度が高くない人が、抽象度の高い人から教わるのは良くないです。話している抽象度(次元)が違うからです。子供になにかを教えるときはできるだけ抽象度を下げて具体的に教えますよね。具体的であればあるほど簡単で、抽象度が高ければ高いほど難しいのです。
一流のプロスポーツ選手が必ずしも一流のプロコーチになれない理由は、抽象度をコントロールできる俯瞰的に見るスキルがないからです。
誰に教わるかという機会はたくさんありますが、その中でも抽象化と具体化をしっかりできる人を選ぶようにしてください。
一筆でブログを書ききるコツは連想
抽象化コントロールが上手になると次のステップは連想です。
例えば
雪を抽象化すると白い
白いを具体化すると砂糖
です。
雪→白い→砂糖
と抽象度を上げ下げして次から次へと連想していくのです。簡単な連想をあげましたが、このように連想を繰り返すことで発想が色々と出てきます。
もうひとつ例を見てみましょう。
時計を抽象化したらスイス、それを具体化するとスキーなど
時計→スイス→スキー
「連想」も上手くできるようになると、色々なことに役立ちます。
フリーランスであれば、文章を書くことは欠かせませんが、一筆で修正なく文章を書ききれたら良いなという人も多く、一筆で書ききれば2000文字程度の文章であれば、10分もすれば書けるからです。
一筆でブログを書ききれる人は、最初のスタートと最後の着地点を決めて連想ゲームをしています。
最初のスタートと最後の着地点さえ決めていれば、そのあいだはどんどん連想ゲームに沿った内容で、その場に応じて決めていきます。
最初はりんごの話から始めて、最後は沖縄で終わると決めたとします。
りんご→赤→広島カープ→野球→スポーツ→ゴルフ→宮里藍→沖縄
といったように連想ゲームで各話題をつなげて内容を書いていけるのです。
初対面の人にも連想を活用する
初対面の人とどんな会話をしたらいいか困った時にも連想は使えます。
2人の共通点は何だろうと探すゲームです。
人生の4大テーマから探してくることが一番見つかりやすいです。
人生の4大テーマとは
- ライフスタイル
- 健康
- 人間関係
- お金
です。
世界記録は2分間で48個とのこと。
2人だけでなく、飲み会の席でも役立ちます。
共通してるものを発見できたら、その関連したものも好きだろうとどんどんつなげていくことができるんですね。
フリーランスが共通してるものであれば、
自由
旅
といったことにつなげていくと、共通する話題がどんどん見つかります。
仲良くなる人は共通点がある
住んでいるイギリスのレスターにはたくさんのコミュニティがあって、どうしても同じ国籍の人と絡んでしまいます。
なぜかと言うと「言語」という、とても大きな共通点があるからなんです。(共通点は抽象化で、ここでも使えます。)
レスターは多国籍地方都市で柔軟性があるんですが、それでも差別があったりします。
レスターに来て思ったことは、これだけ多様性がある場所でさえ、仲良くなれるかどうかについて、話せる言語が共通してるかどうかが大きく関係しているのは、衝撃的でもありました。
多国籍だからお互いが受け入れられる土壌を持っているんだろうと思っていたからです。
話す言葉が違うことで、仲良くなりきれないことに少し寂しさを覚えたこともあります。
それだけ話せる言語が共通しているかどうか、バックボーンが共通しているという意味で出身国が同じかどうかというのは強いのです。
もちろん人によっては、そんなの関係なく仲良くなる人もいますが、一般的には同じ言語を話せる共通点があることは、仲良くなるのに、なによりも大きな要素でした。
ジャンルによって抽象化が良いのか具体化が良いのかは変わる
自己分析だと、具体的にこれまでやってきたことから抽象化していくことで、自分の軸となるものが分かってきます。人生でこれまでに嬉しかったことをいくつかの状況をあげて共通していることを探すと、好きなことが見つかります。
逆にセミナーをするときは、最初に抽象的なことを説明して、それから具体的な事を解説していく。最後にまとめとして、また別の切り口での話した内容を抽象化した話をすることが大事です。
ジャンルによって、抽象化が良いのか、具体化が良いのかは、一旦両方やってみてどちらがいいのかを決めるのがオススメです。
横と縦の発想
ビジネスは何をしたらヒットするのかを当てることが難しいです。だからこそ無駄なこともたくさんする必要があります。その無駄なことをたくさんしていると、何が当たるのかがわかってくるようになるんです。
学校で学ぶことも、一見、あまり意味のないことが多かったりしますが、それに似ています。学校の勉強で学ぶことは、実生活に直結して役立つと思えないものも多く、それを勉強することで忍耐力が鍛えられます。
実際に、ビジネスを始めてから思ったのは、学校の勉強に比べたら(特に物理や数学など)ビジネスは実生活に直結することが多いので自分ごとにしやすく、学校の勉強よりも難易度がずっと簡単だったということです。
学校の勉強をビジネスと比較することは、同じ抽象度の別分野で考えているので、横の発想として考えます。同じ抽象度の別分野というのは、野菜、果物、穀物といった食べ物といった共通するものの中で別のものという意味です。
学校とビジネスが横の発想というのは、学校は子供のときによく関わるもの、ビジネスは大人になってからよく関わるものといった、年齢は違いますがよく関わるものつながりで共通しているので、同じ抽象度の別分野です。
ビジネスから一見関係なさそうな学校の勉強と、横の発想を使うことで馴染みの深い「学校の勉強」を起点にビジネスを考えると、ビジネスへの理解もわかりやすくなります。
ビジネス→学校の勉強へとアイデアが広がったのです。
同じ抽象度の別分野で考えてみることが横の発想とするのであれば、抽象度のコントロールは上げたり下げたりなので、縦の発想ということができます。
ここまででアイデアを出す横と縦の二次元思考を解説しました。
アイデアは多いほうが良いものが生まれるが使い分けも大事
同じ内容を発信するにしても、切り口が多ければ多いほど、深みが出ます。切り口の数を沢山見つけ出せると、色んな場面で役立ちます。
説得するにしてもそうですし、コピーライティングをするにしてもそうですし、セミナーをするにしてもそうです。フリーランスであればたくさんの切り口から見れるというのは特に欠かせません。
仕事をするにしても1枚しか名刺がないことは、片目でモノを見てるのと同じように、人は両目があるから立体的にモノを見ることができます。いくつもアイデアがあったら、そのアイデアの中でどれがいいのか、より洗練されたものを選ぶことができるんですね
フリーランス養成合宿は、その場その場の受講者の反応も合わせて、新しく作り変えたりします。あらかじめ用意しているものもあるんですが、そこでしかひらめかないことだったり、今の受講者に最も適したものが、授業をしながら思い浮かんできます。
臨機応変に授業の内容を変更して、よりその受講生が満足するように話していきます。
一般的にアドリブは準備をしてないということで、あまり良くないと思われがちなのですが、逆に準備をしすぎると型にはまりすぎてそれ以上のものが生まれないというデメリットがあります。
一般的にはアドリブは悪いこととされている一方で、実は準備をしない方が良いんだというのは、一般的に考えられているものとは逆の発想です。
あらかじめ準備した秩序のあるものをコスモス、アドリブのような無秩序のものをカオスと言います。 それぞれにメリット・デメリットがあるので使い分けています。
反対意見は視野の広さを表す
アイデアの発想として一般的な考えとは反対側、逆の発想を考えられるかどうかはその人の視野の広さを表します。
いわゆる逆張りはどうやって思いつくことできるのでしょうか。
ディベートがヒントになります。
ディベートは賛成意見と反対意見のどちらかに分かれて、それぞれ説得力のある切り口でなぜ賛成なのか、なぜ反対なのか、を話していきます。
最初、ディベートがスタートするとき、その場では賛成意見50%と反対意見50%からスタートして、ディベートが進んでいくと、賛成意見側が強ければ賛成意見60%と反対意見40%へと場が変化していきます。
ITリテラシーの1つである情報収集術の例を出すと、 ネットでの情報収集が良いか悪いかというトピックがあったとします。
情報収集術を編み出した当初はネットでの情報を最優先にしていたので、賛成意見100%、反対意見0%です。
ただこの状態から、何年か情報収集術を教えることでネットからの情報が全てではなく、人からの情報も大事だということで、賛成意見90%、反対意見に10%といったポジションになりました。
人からの情報も大事だという経験から、ネットから情報収集する仕組みだけでなく、人からの情報も入ってくるような仕組みを作ろうと、2017年の2月時点ではまだオンラインサロンをほとんどの人が知られていなかったときに、情報収集術のオンラインサロンを作ったのです。
そして2022年2月時点で5周年を迎えました。
もし反対意見を考えてなかったら、そのときにオンラインサロンはできていませんでした。
無限のアイデアが生まれる4次元思考
冒頭で紹介した4次元思考とはオリジナルで名付けた考え方ですが、まずこれまでに紹介した抽象度を上げたり下げたりといった考え方が縦方向のアイデアです。
縦とくれば次は横ですが、横は先ほどの事例で紹介した同じ抽象度の別分野です。情報収集と同じ抽象度の別分野であれば、たとえば情報発信、情報整理などが挙げられます。ここまでで2次元です。
縦と横、その次は高さで3次元思考です。3次元思考の場合、ちょっと難しくなるのですが、3次元目の高さが加わると、反対という概念が出てきます。
アイデアを生みやすくするイメージ
ここは数学的な知識がないと難しいので、難しければ飛ばして大丈夫です。
アイデアを出すときにこんなイメージをするといいというやり方なのですが、横の発想と反対の関係を考えるためにボールを思い浮かべてください。
僕たちの住んでいる世界も3次元なのですが、ボールは3次元を表すのにわかりやすいからです。できればボールを実際に持ってやってみるのがわかりやすいです。
ボールのどこでも良いので、ある一点を指さして、その指を横にスライドさせていってください。ボールをクルクルと動かすのではなく、ボールは止まったままで指を動かしてくださいね。
もっとわかりやすく言うと、左手でボールを持って、右手でボールを指して右手で指したところがアイデアの座標でそれを動かしていきます。
横にどんどんスライドさせていくと、最初に指さした点と反対側にたどり着きます。つまり横の発想、同じ抽象度の別分野を次々に考えていくと、ゆくゆくは反対側、つまりビジネスで言えば逆張りになるのです。
学校の勉強とビジネスの例であげたような、ボールをイメージして横の発想を重ねていくことで、賛成意見100%(反対意見0%)から90、80、70、、、、賛成意見0%(反対意見100%)、と最終的に行き着くところが反対になります。つまり逆の発想へと持っていくことができます。
横→横→横・・・・・→反対
となります。
ただの反対を考えればいいんじゃないかと思う人もいるかもしれません。なぜこんな複雑な考え方をするのかというと、横を考え続けることで反対になるという考え方が大事で、この3次元思考ができると、無限にアイデアを考え出すことができるからです。
ちょっとした数学を思い出してほしいんですが、3次元だと、x,y,zと表すことができます。xが横、yが縦、zが高さで、あるアイデアがx,y,z=(0.0.0)だとします。
このアイデアの抽象度を変えようとなったときに抽象度は縦なので、ある1点にあるこのアイデアに対して、縦であるy軸の中で+したり-したり動かすことで新しいアイデアへ動かすことができます。この新しいアイデアはたとえばx,y,z=(0.3.0)といったふうにです。
同様にx,zも動かすことでまた新しいアイデアを生み出せます。アイデアを3次元思考を使って動かすことで、たとえばx,y,z=(1.3.2)となります。xは横で1しか動いてないので、元のアイデアから同じ抽象度の別分野に少しだけ動かした、zは高さ(反対)で2しか動いてないので、ちょっとした反対意見に動かしたということになります。
つまりある1つのアイデアがあったとして、そこから縦、横、高さ(反対)を考えることでx,y,zを自由自在に動くことができて、無限のアイデアにつながるのです。
図で書くと、iPhoneのメモ帳で書いてみたのですが、アイデア1がある座標にあったとして、そこからアイデアが自由自在に動き回るイメージです。これは縦と横しか書いていないので、二次元ですが、三次元になってもイメージ的には同じです。
集客をテーマに4次元思考を使ってみる
たとえば、集客をテーマにアイデア1がSNSで集客するだとします。座標はなんでもいいですが、(0,1,0)としましょう。
縦の発想を使えば、SNSの中でももっと掘り下げてfacebookで集客するとなります。このとき座標は1段階掘り下げたレベルなので、アイデアが(0,1,0)→(0,2,0)へと動きました。
横の発想を使えば、SNSに親和性が高いもの、ブログで集客するとなります。このとき座標は1段階横に動いたレベルなので、アイデアが(0,1,0)→(1,1,0)へと動きました。
高さの発想を使えば、横の発想を重ねることで、SNS→ブログ→電子書籍→電子ではなく一般的な書籍→チラシ→リアルでの口コミで集客と、横の発想を連続的に使うことで最終的に口コミというインターネットから一番遠い反対の集客方法を思いつきました。このとき座標は横を積み重ねた結果、反対に大きく動いたので、アイデアが(0,1,0)→(0,1,5)へと動きました。5という数字を使ったのは大きく動いたのを表すためです。
この3次元の動きだけでも空間は壮大なので、アイデアも無限に出るイメージなのですが、さらにこのボールをドラえもんのタイムマシンをイメージして未来や過去へも行ける時間軸を合わせることで、4次元思考になります。
4次元思考の注意点
前提として4次元思考は必ず全て使う必要はなく、
コミュニケーションであれば、抽象度を揃える、の縦を意識、お金を使うことをもっとわかりやすく言い換えたい場合は横を使ってお金を使うことは応援すること、
など1つ使うだけでも十分なときがたくさんあって、必要以上に使うと、思考があちこちとんでややこしくなってしまいます。
4次元思考はどんなテーマでも使える
一方で、全部使ったほうがいいときはアイデアを出すときで、1を得て10返せるのが4次元思考。
良い質問ができる人も、あるテーマに対して、どの切り口で質問するかということなので、アイデアがたくさん必要で4次元思考を無意識にたくさん使ってアイデアを出しつつ、その場に応じたものをチョイスしています。
アイデアを出すのに身近なものでいうと、ブレストで使うマインドマップとほぼ同じです。
まずはマインドマップと同じく、中心に色んな切り口で分析したいお題を書きます。
健康事例で、「薬」を色んな角度から見たいテーマだとすると、
薬に対して抽象化→西洋医学、西洋医学を横にずらして→東洋医学、アーユルヴェーダなど、→そこからアーユルヴェーダの縦の具体性を上げて→アーユルヴェーダとは薬だけでなく生き方や根本治療→生き方の反対は死に方→生き方と死に方を抽象化して死生観→時間軸で見て過去に比べて今はこんなに寿命が伸びてる中で過去の死生観を見てみる、
など、このように薬に対して、昔の人の死生観をチェックする、までたどり着くのに出たそれぞれのキーワードを切り口に薬について考えることができるようになります。
色んなキーワードが出た中で死生観を切り口に薬を考えてみると、
薬を飲んで、副作用が起きても、直近の普段の生活が充実して死ねるほうがいい
一方で、
長く生きたいから薬以外の道も模索する
と薬を色んな切り口で見ることで、思考が一気に広がります。これが頭が柔らかいとか、どこからそんな考え方が出てくるんですかと言われる斬新な考え方につながります。
4次元思考してる人とそうでない人の違い
逆にもし4次元思考をしない場合、
薬の飲む方、薬の副作用をどうカバーするのか、薬の種類、薬の効果、薬の作用と、薬だけに囚われてしまう考え方になります。
4次元思考とマインドマップとの違いは
- マインドマップは考える型がなく、その人のひらめき次第だということ、
- マインドマップの広がり方が横にどんどん伸びていくので、縦、横、反対、時間と視覚的に使いづらいこと。なので、4次元で使えるマインドマップがあれば最強ですが、マインドマップは縦と横の2次元しかないです。。。
- マインドマップは情報を整理するかアイデア出しにしか使えないこと
などが違いです。
出したアイデアの活かし方
アイデアは最初、好きなだけ出しましょう。伝える順番がバラバラでも構いません。
コピーライティングやセミナーをするときも同じです。最初はまずバラバラで良いので、何を伝えるのか、出せるだけ書いていきます。
出し切った後に順番を並び替えます。きれいに見せるために、似た者同士をグルーピングします。アイデアを出して終わりという人が多いです。
出し切ったアイデアをまとめて整理する、ここまでやってアイデアを活かすことができます。
アイデアを整理するときにも、どの抽象度で揃えるのがいいのか、抽象度がここでも役立ちます。
伝えたいことが3つあるとして、その次に伝えたいことは抽象度を1つ下げて7つといったように、伝えられる時間に合わせて、どの抽象度まで伝えるのか調整することができるようになります。
アイデア力でオンリーワンなフリーランスをぜひ目指してください。