- フリーランスでやっていきたいけど向いてるのかな
そんな人に向けて書いています。この記事を読むことで自分がフリーランスに向いているかどうかがわかります。
何でも適性があるように、働き方としてもフリーランスが向いているかどうかは、実際にあります。
フリーランス養成コーチとして、これまでたくさんのフリーランスの人、 またこれからフリーランスになろうとしている人を見てきました。
大学を卒業してから、東京でフリーランス、地方(福井県鯖江市)でフリーランス、そしてイギリスでフリーランスと、ずっとフリーランス1本で続けてきたので、他の人よりもその人がフリーランスに向いているかどうかというのは分かります。
フリーランスに向いているかどうかは色んな指標がありますが、実体験やこれまで見てきた人の中から、特にこれはフリーランスに向いているどうかという点で重要な指標を7つ取り上げていきます。
頑張れば頑張る分だけ成果が出ることにどれだけ喜びを感じるか
小さい時からスポーツをやっていました。スポーツはやればやるだけすぐに何が悪いのかというのがフィードバックされます。テニスが好きなのですが、打ったボールがコートに入らなかった場合、なぜコートにボールが入らなかったのかを即座に考えて、今度はそれを修正して次に打ったボールがしっかりコートに入る。
原因を考えて修正し、結果を変えていく、このプロセスが昔から好きで、頑張れば頑張る分だけ成果が出るので、大学や大学院でもスポーツ科学を学ぶほどスポーツが大好きになりました。
改善すれば改善するだけ、どんどん結果も良くなっていき楽しい。
こう感じられるかどうか、フリーランスに向いているかどうか一番大事なことです。
フリーランスに向いていない人は、自分が成長していくことに喜びをあまり感じません。要は成長意欲があるかどうかですね。もちろん誰でも成長することに喜びを多少は感じるのですが、その度合いです。
あまり喜びを感じない人はそれよりも楽しいことを優先しがちです。例えば、自分がどんどん成長していく勉強よりも優先してドラマを見たり映画を見る方が好きといった人です。
僕もドラマや映画を見たりするのは好きですが、それと同じくらいのレベル、あるいはそれ以上に本を読んだり、セミナーを受けたり、自分を成長させてくれる機会が好きです。
考えたり調べたり、フリーランスは常にわからないこととの戦いなので、こういったことを好きな人でないとフリーランスはやっていけません。
会社員はどちらかというと言われたことをやることが得意で、あまり考えるのが好きではない、そういった人は会社員に向いています。これはどちらが悪いかというわけではなく適性がどちらにあるかということです。
もし、向上心があまりなくて、フリーランスに向いてないのかもという方への処方箋としては、そういった方は、普段忙しくしていたり、家族や上司からひどい扱いを受けていたり、自分の心が、何に喜びを感じてるのかわからず、麻痺している人が多いです。
人は本来、向上心を持ってるものです。まずは小さなことに喜びを感じるように意識したり、自分の心を取り戻すところから始めましょう。
自由な時間がどれくらい必要なのか
僕は元々体が弱く、小さい頃から昼寝をしないと1日ずっと起きていられないほどで、学校が終わって塾に行く日は必ずその塾に行く前の時間に寝ていました。睡眠をとらないと授業中に必ず寝てしまいます。
学校ではそれでもいいかもしれませんが、社会人になるとそうはいきません。勤務時間中、いつでも寝てもいいような会社であれば、その会社に所属して働くことができますが、いつでも寝ていいよ、なんていう会社は見たことがありません。
そう考えるとフリーランスでやっていくしかないなとフリーランスになりました。
何をしてもいいという自由な時間をどれくらい欲していたのかと言うと、この睡眠を取らなければ体調不良などにもつながる深刻な問題だったので、この自由だけは誰にも譲れないものだったのです。
もちろん自由を得るからには、それなりの成果を出さないといけません。どれぐらいの自由度が欲しいのか、譲れないものなのかどうかというところです。
この自由を得ることというのは、かなり優先順位が高くて自由を得られるのであれば必ず結果を出すと決断して、フリーランスを選びました。
自由が欲しいという原動力はフリーランスになるのに大きな助けになってくれます。
自分なりのやり方を見つけ出せるか
大学受験をする時に、学校の授業を聞かずに常に参考書を読んで勉強していました。なぜかと言うと、学校の授業よりも参考書の方が役立ったからです。どうすればもっと短時間で勉強の結果を出せるのかと考えた時に、自分で勉強方法を編み出す、そういった考え方でした。
フリーランスも同じでフリーランスは実力主義の世界なので、言われたことだけをすればいいと言ったものではなく、自分で成果を出すための工夫をしないといけないのです。
そのためには 普通なら守るようなルールも、何かおかしいなと思ったら、それを破って自分でルールを作っていくスタンスが必要になってきます。
一言でいうと、真面目すぎる人はフリーランスにあまり向いていないとも言えます。僕はマイペースでもあるのですが、このマイペースというのは自分で成果を出せる、自分なりの考えがあるからこそ周りをあまり気にせずマイペースでやっています。
周りを気にしすぎるとマイペースにはなれませんし、ルールを破るなんてことは絶対にできません。ルールを守る人でマイペースな人はあまりいなくて、マイペースな人もフリーランスに向いてる可能性が高いです。
ルールを破らないとフリーランスになれないのかというと、そういうわけではないのですが、ルールや王道を破る方がいい場合もあると頭に入れておくと良いですね。
内向型かどうか
フリーランスは一人で仕事をすることが多いです。もちろん他の人と一緒に組んでやることもあるのですが、多くの時間は自分一人で自分の決めたことをどんどんやっていく必要があります。一人で仕事をしていくのに苦痛を感じないことが大事になってきます。
誰か他の人と一緒に何かをしていないと気が済まない、休まらない、そういった人はあまりフリーランスに向いていないです。僕の場合だと 一週間の7日中、2、3日の用事があって外に出かける、それくらいが一番好きです。他の日は家で勉強をしたり、情報収集したり、YouTubeを見たり、そういった生活が好きです。
もちろん他の人と接するのも好きなんですが、毎日人と交流するのは少し疲れます。
外向型の人でもフリーランスはいますが、フリーランスは内向型の方が多いですね。
自己管理のやり方を知っているかどうか
フリーランスは一人で働くことが多いので 、時間管理を含む自己管理を自分でしないといけないのですが、これは自分に厳しいという話ではなく、どうすれば自分が動くのかを知っているのかということです。
たとえば、オンラインサロンを作ったことによって、必ず毎週一回サロンコラムを書かないといけません。こういった強制環境を作ることで自分が動くことを知っているので、こういった強制環境を どうやって作るのか、その強制環境を作るアイデアがあるのか、そういった自己管理するための仕組みを作れる人、これがないとフリーランスはなかなか難しいです。
モチベーションもフリーランスは自分で管理することが必要なので、何をモチベーションにするのか、どうやってモチベーションをアップさせるのかを自分で知っていない限りはフリーランスはあまりオススメできません
会社員ももちろんなのですが、フリーランスは時間管理がより大事になってきます。もっと言うと、フリーランスは時給思考です。
時給でいくら稼いでるのか、これを綿密に細かく定期的に計算しておかないといけません。フリーランスは基本的に働いた分だけお金をもらう、そういった働き方なので自分の時給が低いと、それであればアルバイトしたほうがいいよねとなってしまいます。
逆にフリーランスの良いところは、その時給をいくらでも高く設定していけるということです。プロフェッショナルなスキルを持っていたら、時給を1万円2万円といったふうに、時給が1万円だと100時間働くと月給100万円になります。
会社員はある程度決まった額の給料がもらえますが、会社員とは違ってフリーランスは挑戦的であればあるほど時給をどんどん増やしていくことができ、収入も天井知らずになってきます。
仕組み化などもすれば年収数億も夢物語ではないです。
なので、どちらかと言うとフリーランスは時間に対して考えると、メリットもデメリットも大きい諸刃の剣といったイメージですね。
時給思考であるがゆえに会社員よりもフリーランスの方が時間に対して敏感であり、貴重とも言えます。
ですので時間管理のできない人、時間に対する認識が甘い人はフリーランスに向いていません。
普段から適当に時間を使っている人はフリーランスとして結果を出すのは難しく、時間に対する認識をしっかり持っていること、空き時間などを有効活用できること、自分でも他の人でも決めた期限は必ず守る、そういった時間管理を今は身につけていなくても、これから身に付けられるのかどうかを考える必要があります。
時間に対する認識が甘いと思う人は時間管理術を優先的に身につけるようにしましょう。
あるものの中で工夫できる人
フリーランスは1人企業に近いので、大企業などに比べると資源も情報もお金も時間もないです。ないものねだりをするとキリがありません。それよりも今ある資源でいかに自分の仕事を良くしていけるのかといった発想が大事になってきます。
例えばお金をかけて集客をすればいい、そういった考えは危険です。一見、早く解決しているようにも見えるのですが、一時的しのぎなだけでお金が無限に使えるわけではありません。
特に集客といった部分では、広告だけに頼るようでは先が見えてしまいます。広告も併用して使うことは良いのですが、他にやり方があるのでは?ともっと発想を広げて欲しいのです。すぐに&簡単に解決しようとしない、頼りすぎないことが大事です。
フリーランスの業界は時代の流れも速く、1つに依存しているとすぐに崩れてしまいます。どんな変化にも耐えられる柔軟性を身に付けるためにいろいろなことにチャレンジする体質を身に付けておく必要があります。
最近もサービスを出品していたプラットフォームがなくなってしまったり、これまでにずっと使っていた売上のコアとなる決済サービスがサービス終了になってしまったり、毎年一定の頻度で何かしらのハプニングは必ず起こります。それにめげずにいかに代替案を出して調整していけるのか、あるものの中で工夫できるかどうかが試されていると思っています。
ある程度のゆるさを持っているかどうか
フリーランスは自由な分、責任も大きいです。一つ一つの仕事を大事にすることはもちろん必要なのですが、必要以上にプレッシャーを感じすぎないことも大事です。常に緊張して張り詰めた状態で仕事をすることは、メンタル的にもあまり良くないです。
自分のできることを見極める、全てに全力投球をしないよう調整する、休み方をしっかり知っているかどうかとも言えますね。
毎日4時間だけ働くと決めて、特に休み方については様々な研究をしています。実際にフリーランスはたくさん働かないと不安になってしまう気持ちが先行してしまい、どうしても無茶をしてしまう人が多いです。これは真面目であればあるほどたくさん働かないと将来が危ない、といった考え方になってしまいがちなのです。
それよりももう少しゆるく考えて、今の自分の仕事が全てなくなっても何とか挽回できる、それくらいの気持ちでフリーランスを続けるのがちょうど良いと僕は感じています。
まとめ
以上がフリーランスに向いてるかどうかのチェックリスト7選でした。全てにあてはまってる必要はありませんが、フリーランスを目指すのであれば、半分以上、最低4つはあてはまっていてほしいところです。
全然、あてはまってない人はフリーランス以外の働き方もあるので、そちらを選んでもいいですし、あてはまってなくても、それぞれ各項目で紹介した注意するポイントさえ、頭に入れておけば、時間はかかりますが、フリーランスになれないわけではないです。
他にも向いているかどうかの指標はあると思いますが、フリーランスに向いているかどうかは、やってみないとわからないことも多いので、今回の記事を見て、少しでもチャレンジする価値はあるなと感じるのであれば、ぜひフリーランスにチャレンジしてみてください。