価格をいくらにするのか
ビジネスをしてる人であれば、誰もが一度は悩んだことがあるはずです。
安くしすぎてしまうと、売上に影響してビジネスが回らなくなりますし、価値に対して高すぎたらクレームのもとになりかねません。
誰もが最適な金額でサービスを提供したいと思っているはずです。
とは言っても需要と供給が一致する最適な値段を知るために、細かいデータを取らないといけないといけないのかというと、そこまでの労力をかける必要もないです。
値段の決め方がわかっておらず、適当に決めてしまってる人も中にはいます。
適当に決めてる人から商品やサービスを買いたくはないですよね。販売するときだけでなく、なにかサービスや商品を購入するときにも役立ちます。値段の決め方に自分なりの基準があれば、金額と価値が比例していないような商品やサービスを購入して損をすることもなくなります。
競合の金額を参考にする
値段の決め方として王道なやり方です。
特にまだビジネス初心者であれば、決めた金額に対してなぜその金額にしたのかなど、お客様に納得してもらえる説得材料もあまりないので、競合を参考に決めるのがベタですが、良いです。
何を競合にするのかが大事で、たとえば有料コミュニティのオンラインサロンであればキングコングの西野さんがやっているオンラインサロンは、月額1000円ほどで競合を有料メルマガとしています。
一方、ホリエモンがやってるオンラインサロンは、月額11000円と10倍以上の開きがありますが、それはホリエモンのオンラインサロンは大学校という名前がついているように、競合を大学のような「学ぶ場所」としているからです。
何を競合にするかで購入していただけるお客さん層も変わってきます。月額1000円くらいであれば忙しい主婦や学生でも気軽に入れますし、月額10800円ならば、学生はなかなか入りづらく、ある程度お金のある経営者などが中心になります。
同じようなサービスでも見せ方を変えるだけで競合が変わるので、競合を決めたら、似たような競合を他にも5つほど探してそこから決めるといいですね。
いくらならモチベーションが上がるのか
もう一つは自分がいくらならモチベーションが上がるのか、ということも金額を決める際には考慮してみてください。
なぜモチベーションが大事なのかというと、サービスを提供する以上、気持ちがこもっていないと、それがサービスにも反映してしまい、結果的に満足度が低くなってしまう可能性があるからです。
満足いく金額をいただくことで全力で取り組むことができます。
フリーランス養成合宿を受けていただくメンバーには時給10000円をまずは目指すようにお伝えしています。
時給1万円ならフリーランスの1つの目標でもある月100万も到達できますし、お金の計算もシンプルで、仕事の依頼が来たときに提示もしやすいですし、新しいサービスをリリースするときも値段を決めやすくなります。
ただし、時給1万円ということは、ハイレベルな商品・サービスが求められるので、お客さんが満足してもらえる自信があることは大前提です。
もちろんお金だけが仕事の報酬ではないので、やりがいを感じたり、スキルアップにつながったり、好きな人とのつながりができるなど、金銭面以外も考慮するなら時給5000円でも、逆にお金を全くもらわないボランティアでも、納得できるならそれでも良いです。
1週間のフリーランス養成合宿の値段の決め方
この2つの観点から考えることで、値段が決めやすくなります。
フリーランス養成合宿がなぜ1週間の合宿で20万円なのかというと、まず競合の金額から
競合として見てたのは
・フリーランス養成講座
・イギリスでのマンツーマンでの英会話留学
などで、だいたい15~30万ほどでした。ロンドンのような立地が良いところで、かつ良い施設は30万円前後したりと金額にも開きがありました。
これだけではまだ幅が広くて絞り込めません。購入していただくお客さん層としては、これまで会社に勤めていたけど、フリーランスになった直後の人、すでにフリーランスで活動してるけど次の一手が欲しい人、を対象にしました。
そこでお客さんが出せる金額、自分がワクワクするくらいの金額ということで20万円にしたのでした。
フリーランス養成合宿は一生のつながりができるメンバーと出会える主催者側のメリットもあるので、お金だけでなく、つながりという意味でも、1週間の縛りがある上に、提供する価値も合わせると、200万円くらいはあると思いますが、参加費は20万円と安めにしています。
新しいサービスを始めるときは特にですが、金額の決め方は迷うところで、そんなときは色んな競合をたくさん調べてから、自分がワクワクできる落とし所を見つければ、迷うことなく決めることができるようになります。
提供しているサービスの値付けをぜひ見直してみてください。