3つを掛け合わせる
フリーランスは実力の世界なので、生き残っていくためには、あなたにしかできないことがあると有利です。
他の人が簡単に参入できるようであれば、激しい競争が始まり、レッドオーシャンになってしまいます。
フリーランスこそ、オンリーワンになる必要があるということです。
今でこそ藤原和博さんが唱えた希少な人材になるための「3つのキャリアの掛け算」はたくさんの人に知られるようになりましたが、 大学生の時に自分自身の経験から「×3」のアイデアを思いつく機会がありました。
大学生でビジネスについて勉強していた時、
ビジネスをするのであれば、マーケティングについて学ぶことは欠かせないことを情報収集して知ったのですが、その当時は比較的まだ、マーケティングの重要性をそこまで理解されていませんでした。
そこで、これはチャンスだと思い、本でマーケティングの勉強と実践を繰り返して身につけていきました。
マーケティングでも学んだ差別化について、いざ差別化しようとしたときに、マーケティングとテニスが得意だったので、
これを組み合わせようと思ったのですが、ビジネスを勉強させてもらっていたモデリング先(真似する人)も、またマーケティングとテニスと、同じジャンルが得意で、そのモデリング先の人は僕のはるか上をいっていて
この人には勝てないな
となったのです。
モデリングは守破離でいう守ですが、その先をいくイメージができませんでした。
そこで考えたのが、3つのことを掛け算すれば、誰にでも勝てるオンリーワンになれるんじゃないかということです。特に情報収集術は珍しいスキルでした。
マーケティング×テニス×オリジナルで編み出した情報収集術
ということで、
- テニスコーチ
- 情報収集術トレーナー
- マーケター
として、この3つで仕事をしてました。
テニスコーチもできて、情報収集術トレーナーもできて、マーケターもできるなんて人はほぼいません。
掛け合わせが上手な人は3つをかけ合わせて、1つの商品を作ってもいいです。
需要と情熱と得意の最大公約数が天職!?
天職として一番取り組むと良いことは、需要と情熱と得意の最大公約数だと言われています。やりたいこと、人の役に立つこと、得意なことの3つのベン図が有名です。
ただ、提唱しているのは、最大公約数ではなく×3です。
最大公約数だと、それぞれ3つの共通している部分を見つけるわけですが、極端に言ってしまうと、妥協ポイントを探すことに近くて、それだとポテンシャルを最大限に発揮できないんですね
それよりも掛け算で作った方がポテンシャルとしても天職に近いものになります。
スモールビジネスを3つ持つ
ビジネス初心者は、1回目からそのビジネスを当てようとするのですが、ほとんどの場合は難しいです
野球でも打率が3割で一流と言われてるように、ビジネスもそんな簡単にヒットするわけではありません
時間が許す限りは、最低3つのスモールビジネスを持つことをオススメしています。3つ持つ時間がない人は、後述する3つの掛け算に辿りつけるのであれば、大丈夫です。
需要×情熱×得意をできるだけたくさん出して、ベスト3をスモールビジネスにします。
詳しいスモールビジネスの作り方の記事はこちら。
好きなことを仕事にするスモールビジネスの作り方
スモールビジネスを3つ持つと、良いところ悪いところを比較することができて、それぞれのスモールビジネスにもシナジー効果を起こすことができます。
実際に
情報収集術、マーケティング、スモールビジネスの作り方
の商品を作り、それぞれジャンルは似てますが、 ターゲットが違うので、どのビジネスが需要が高いのかが分かるようになりました
どこでサービスを提供するかでも、また反応が変わってくるのです。
スキルシェアNo1のココナラで出すのと、アメリカ発の動画教育サービスUdemyで出品するのとでは、売れるサービスに違いがあります。
時代性も関係してきます。
今はこのサービスが流行っているけど、2年経つとそのサービスは流行らなくなる
そのビジネスがヒットするかどうかは色々な要素が絡まっているので、簡単にどのビジネスがヒットするのかというのを見つけるのはとても難しいのです。
まずは小さなプロジェクトでもいいので、3つのジャンルでスモールビジネスを作ってみてください。
そこからが本当の始まりといってもいいです。
余談ですが、1つのサービスに注力する起業家だと、たまたまヒットした可能性も高いので、起業のコンサルをしてる起業家には注意してください。
スポーツでいうとコーチではなく、プレーヤーに教わってるようなものでコンサルを受けるのであれば、コンサルをしてる人から受けた方が良いです。
起業家はプロダクトを磨いていて、コンサルは教える能力を常に磨いているからです。
教わるのであれば、教える能力を磨いているコンサルからの方がいいですよね。
3つ作ったら1番をどれにするのかを決めてオンリーワンへ
1つをメインのビジネスにして、もう2つはサブビジネスという形にするのが理想です。
たくさん手を出しすぎると、何をしている人なのか分からなくなるので、1つ必ずメインを作ってください
そして残り2つのビジネスを掛け合わせることで、オンリーワンになっていくのです
3つのビジネスを並行してやっていましたが、僕の場合は情報収集術がニッチなジャンルだったので、最終的には、情報収集術だけでもオンリーワンになることができました
情報収集術とマーケティングのジャンルで実際に販売してみて、情報収集術の方が将来性があると考えて、情報収集術をメインにするように舵をきりました。
これも比較対象があったからです。
選んだジャンルが似てしまうと他の人が提供しているサービスとの差別化が難しくなるので、そのときは3つを選びましょう
最初にあげた
マーケティング×テニス×情報収集術
や
マーケティング×スモールビジネスの作り方×情報収集術
といった感じですね。
マーケティングとテニスは似ていないのですが、当時はたまたまモデリング先の人と、かぶってしまったので、情報収集術も加えたのは先ほど言ったとおりで、情報収集術を武器にマーケティング、テニスといった要素も加えた自分のオンリーワンを作ることもできました。
3つのスモールビジネスを作ることで、メインを1つ決めることに変わりはないですが、その先は3つをかけ合わせたビジネスを作るか、あるいは3つのスモールビジネスの反応を見ながら1つに絞っていくかは競合や参入するジャンルによります。
自分に提供できることを書き出し、需要・情熱・得意の3つの掛け算をして、その中から3つのスモールビジネスを持ち、比較しながらそれぞれのスモールビジネスを進め、最終的に1つに絞れば誰にも真似されない圧倒的オンリーワンになることができます。
そうすると、
あなたにしかできないこと
と依頼が来るようになり、フリーランス1本で食べていける上級フリーランスになることができます。
僕の場合であれば、
体のハンディキャップがあっても働ける働き方×スモールビジネス×情報収集術による効率化
を最終的に掛けました。1つであれば被ったり、もっと上の人がいますが、この3つのかけ合わせとなると、圧倒的なオンリーワンになっています。
長く働くことができない体のハンディキャップがありながらも
毎日4時間だけ、好きなときに、好きな場所で、好きな人と、好きなことを仕事にする「好き4」というライフスタイルを編み出し、このライフスタイルを実現するためのサービスを開発したことで、
同じように長く働けない、体にハンディキャップがあるといった方に、
お金を稼ぐことを教えるコンサルやサービスが乱立する中で、長く働けない「時間の事情」を考慮したこんなサービスをずっと探してたんです
と依頼が来るようになりました。
似たようなサービスや商品が星の数ほどある中で、何が他と違うのか
これをすぐに答えられるようにする必要があります。
ぜひやってみてください。
3つの掛け算で1つのメイン商品ができたら、そのコンテンツを効果的に伝えるコピーライティングを磨いていきましょう。コンテンツと伝え方というのは車の両輪でどちらが欠けても、動きません。