海外移住を成功させる具体的なステップ
2021年の今では海外移住を果たし、さらにイギリス地方都市、レスター在住の海外フリーランスになれて、目指していたものでもあります。
ただ、最初に海外移住するときはどうすれば海外移住を成功させることができるのか不安もありました。
地方移住も経験はしてましたが、海外移住して上手くいかなければすぐに日本へ帰ることになるということにもなりかねません。
海外移住4年目を迎えて振り返る海外移住成功のコツを、誰でもできるように噛み砕いて伝えていきたいと思います。
そもそもなぜイギリスのレスターへ移住することにしたのか
レスターについて簡単にどんな地方都市なのかというと、あらゆる人種が集う街レスターとも呼ばれてるほど、多様性に寛容です。ロンドンから北に約160キロの人口30万人のレスターは南西アジア出身の移民が多く、ロンドンを除くと英国で最も人種の多様性に富んだ都市とも言われています。
日本でレスターというと、サッカー日本代表の岡崎選手が有名なので、知名度はそこそこあるのですが、なぜレスターは岡崎を獲得したのかはこういったところにもあるんじゃないかと思ってます。
そんなレスターを選んだ理由は、
・セルフブランディングや情報発信の希少性が増す
海外地方都市×フリーランス×ゆとり世代はなかなかおらずOnly1になれるから
・海外も地方都市の方がロンドンより最先端なのではないかという検証
地方移住していた福井県の鯖江にいても感じたことですが、情報収集をきちんとできれば、東京は情報が溢れかえってるので、機動性が高い地方の方が、より最先端だったということからです。
結果的にはロンドンの方が最先端だったのですが、イギリスに移住すると聞くと、ほとんどの人がロンドンに移住するのですが、あえて地方に行ったことで、ロンドンもたまに行きますし、都心と地方都市、海外でどちらの事情も見れたことは良かったです。
・英語を使いこなせるようになれば、情報の質が変わり人生の質がもっと大きく変化する情報の質が人生の質」といつも口を酸っぱくして言ってるフレーズです。まだまだ世の中には知らないことがたくさんあります。英語を使いこなせるようなり情報収集ができればそれこそ世界が間違いなく広がります。
・期限があった
いつでもできる選択とは違って、イギリスはビザが厳しく、YMSという30歳までしか応募できないビザがあり、倍率も高いと聞いてたので、限りあるものを最大限使おうと応募したところ、ラッキーなことに1回の応募で受かったから
・パートナーの存在
パートナーが看護師としてレスターで働いていて、一緒に住むためです。すでに地方移住は経験済みで、東京など大都市にいなくてもネットさえあれば場所にも時間にも縛られない生き方ができていました。地方移住を経験していなかったら、いきなり海外移住するという決断は難しかったはずです。
色んな理由が重なり、タイミング的にも意味しかないとイギリスのレスターへと海外移住を決意したのでした。
新しいことを始めるときこそ情報収集を使う
イギリス移住は2年とビザの関係で期限が決まっていたのですが、期限を決めておくことは大事です。大きなプロジェクトを形にするなら2~3年は見ておくと良いですね。
周りを見てても、新しいことを始めるのに結果を出す人と出せない人の違いは
・期限を決めること
・自己流でやらずに情報収集をしてからスタートすること
この2つでした。
オススメする情報収集の具体的なステップをお伝えするのですが、そもそもなぜ新しいことを始めるときこそ、情報収集なのかというと、全く何も知識がない状態だとゴールがあってもそれに向かっていく方向性が決められないからです。方向性が全く決まってないのに進むのは、日の出を見るのに西へ向かってる可能性もあります。
情報収集の具体的なステップ
どんなことでも、まず情報過多になるくらいの情報を集めて、そこから取捨選択で必要な情報をチョイスし、実行することが必要ですが、じゃあ具体的にどうするんだというのは、
ネットでの情報収集→リアルの人の声を聞く→ネットでの情報収集
ネットとリアルでの情報収集は使い分けましょうということで、リアルの人の探し方は具体的に言うと、まず人に会えるサイトをネットで探します。
facebookグループで、「レスター 日本人」とコミュニティ検索をして見つけました。他にもトラベロコというサイトがあります。これは世界中で使えます。
https://traveloco.jp
生の情報に対しては投資しましょう。
レスターは毎週金曜日に、市が運営する勉強会のようなものがあるそうで、そこでコミュニティに混じれるという記事も見たので、それにも行ったりしていました。
こうして、リアルの人と会う機会を作ります。最初にリアルな人と会う機会を作ってもいいのですが、僕はネットからまず調べます。というのは何も調べずにリアルな人に会っても、良い質問ができないからです。
ネットでの情報収集は、質問に似ていて、たとえばグーグルであれば、何を検索キーワードに入れるのかはまるで、グーグル先生にどんな質問をするかと同義なのです。「情報収集の質は質問の質」とも言えます。
全く何も知らないと何を質問しようにもわからないのです。リアルな人に会う時間というのは限られているので、質問はできるだけ厳選したいものにした方が良いと考えて、僕は人に会う前にまずは自分で情報収集して、その結果、わからないことなどを現地の人からリアルな情報を聞くようにしています。
基本事項などを質問しても、それはせっかくの限られた時間がもったいないです。またある程度のベースとなる情報を持ってないと、情報量が多すぎて頭がパンクしたり、前提知識が揃っていないせいで、理解があまりできなくなる可能性もあります。大事な話だった場合は、大きな機会損失です。
そして、現地情報を聞いたら、あとはそれを基に、アイデアをもっと深めたり、ここまで来ると、どんなキーワードが鍵を握っているのかがわかるので、さらに詳しく調査するのにネットでの情報収集は大活躍します。
実践した上じゃないとわからないことは、実践したあとにまたネットでの情報収集といった形です。
海外移住して最初の1ヶ月が特に大事ですが、最初の1ヶ月はこの手順で進めていきました。
それと、時間や場所に縛られない仕事を作ったり時間や場所に縛れれない生き方を実現するといった新しいことを始めるにあたって、何がわからないかわからない状態の人は、基本的には情報収集が足りません。断片的にわかってることだけも良いので、それを基にキーワードを打ち込んで情報収集をしてください。
そうすると、知ってる情報がどんどん広がってきて周辺情報が充実していきます。
こうやって、一度情報収集をすると、何がわかってわからないのかが整理できて、鋭い質問ができるようになります。鋭い質問が質の高い情報収集→行動へとつながっていきます。
海外移住して2ヶ月目は人に会いまくる
2ヶ月目はとにかく人に会いまくりました。レスターの治安状況や、おいしいレストラン、レスターでキーマンは誰になるのか、レスターとロンドンの違い、実際に住んでみないとわからないような深い情報を探す2ヶ月目になりました。レスターのことをめちゃくちゃ知ってるキーマンと出会うこともでき、知らない情報がたくさん入ってくることも。
2ヶ月目には友人にロンドンやレスターで会ったりしていました。海外移住して数ヶ月は一番熱量が高いので、そのときにできるだけ人に会うようにしたのです。
今しかチャンスはないと思って、人は理由がないとなかなか行きません。
ちょっと気になったらすぐに行動に移す。でないと、僕もイギリス移住もすぐに時間が経って終わってしまうと危機感を持っていました。2018年頃、色んな人に聞いてましたが、ビザは自分でイギリスに残る方法がほとんどないと言ってもいいくらい難しいものでした。
最初の数ヶ月でフットワークを軽くして動いていると、僕が4,5年前から、メルマガなどを見ていたロンドン在住の女性の方ともアプローチをとることができたりと、出だしのスタートしては良かったです。
海外移住して3ヶ月目から予定が狂い始める
3ヶ月目から何をしようとしていたのかと言うと現地でセミナーをやる予定でした。
最初の1,2ヶ月の活動はもらってきた情報が多かったので、今度は貢献、ギブをする番です。
新しい環境で上手くやっていくには、ビジネスと同じで最初にまずは情報収集から始めないといけません。これが1,2ヶ月目の戦略でした。
なんでも基本は一緒です。ビジネスも最初は需要があるのかの情報収集から入って、その後に自分が提供できるものと需要がマッチングしていると思うようなサービスを提供するわけです。
やり方はいろいろありますが、基本的にはこのやり方が最も効率的です。
レスター大学で日本語を教えるサポートをしてる関係で、就活などをしてるレスター大学の学生とつながれました。
ライフスタイル、就活で活かせるスキルは日本と同様に必要とされてることがわかり、教育関連でできることが多そうで、何が必要なのかわかったところでその後にサービス、つまり僕で言うとセミナーを提供することになります。これが3ヶ月目の役目です。
最終的に何ができるようになればいいのかというと、2~3年かけて、その場所ならではのビジネスを作り、いつでも帰ってこれるマイホームタウンを世界中に作ることを生涯プロジェクトとしてやっていきたい思いがあります。
新しいライフスタイルとして、複数の拠点を持つことが、これから当たり前の時代になってくるので、イギリスに住んでる間に、ビジネスを作り、いつでも帰ってこれるマイホームタウンにするのが目標です。
そのための小さな一歩としてセミナーをするがあるわけです。前に住んでた鯖江では小さな一歩からはじめて、今後も一生やっていきたいフリーランス養成合宿を作ることができました。
上記の記事で地方移住で成功するポイントも書きましたが、海外でもどこまで通用するのか、あるいは海外だからこそ必要なことがあるのかをはっきりさせたかったのです。ポイントの中の3つ、
- やりたいこと、できることを明確にしておく
- キーマンと会うこと
- 飲み会をする
を使っていて、感触は良かったです。
地方移住や海外移住をしない人でも、コミュニティが成果を出すスピードをあげる加速装置になっています。地方に行けば行くほどコミュニティが重要なので、レスターでも使えてるというわけです。
新しいコミュニティに入るときは使えますし、今なにか所属しているコミュニティでも、すでに何ヶ月か経っているのであれば、もっと早くそのコミュニティの中で成功することができます。
人は1人では生きていけないので、このコミュニティに入っていく秘訣をぜひ実践してみてください。
ただ、3ヶ月目から人とのつながりができ始めて、やりたいことやできること、当初予定していたことが狂い始めました。
セミナーもしようと思っていましたが、大学の都合などで教室が取れなかったりと、予想外の出来事がたくさん起こるようになってきます。
それと同時に、人とのつながりによって良いご縁ができたりもします。レスターには日本に興味がある700名以上所属しているコミュニティがあるのですが、そこでのイベントに積極的に参加して、2021年現在では毎月オーガナイザーとしてイベントを開催しています。
結局、大学ではセミナーをしないことになりましたが、他に色んな機会に恵まれ、今では本当にやりたいことやボランティア、一生ものの友人とのつながりといった充実したライフスタイルを送ることができるようになりました。
最初にできるだけ時間を作って色んな場所に出向いたり、人に会ったことが大きな成功要因だったと見ています。
最初のモチベーションを上手く活かしてできることで、そのチャンスは最初に海外移住をしての2ヶ月ほどです。それ以降は少し慣れてきたりして、最初ほどのエネルギーがなくなってしまいます。この間にできるだけ人に会ったり、少し腰が重いなと思えることに取り組むのがオススメです。
3ヶ月目にもなってくると、そこまでにつながった人と一緒になにかをしたり、2ヶ月目までは何をすればいいのかを海外移住前に考えておくのはいいですが、そのあとは状況次第になります。
時間に縛られない仕事を作っておくことが海外移住成功のポイント
3ヶ月目以降に何をしようかなと考えるよりも、時間や場所に縛れれない仕事を作っておいて、フリーの時間をたくさん持っておく方が重要です。結局海外移住しても、仕事で忙しすぎすと、現地の活動に集中できないですし、時間があることは現地の人にとって重宝されます。
イベントにも積極的に参加したり、お手伝いすることでどんどん活動範囲が広がっていくからです。
僕の場合だと、近くの大学の日本語クラスのボランティア、英語の授業を受けること、月に1度、現地コミュニティでカフェミーティングを開催すること、パブでのミーティングに参加すること、遊びに誘われたらどこにでも行くこと
これらは時間があるからこそできることで、英語もそこまでできるわけではないですが、参加すること自体が感謝されるので、つながりができるようになりました。
以上、1ヶ月ごとの過ごし方、そして3ヶ月目くらいからは予想外の出来事が起こってくるので、フレキシブルに対応できるように時間や場所に縛られない仕事を持っておこうという話でした。そして海外移住をして一番高いモチベーションが続くのは最初の2ヶ月なので、そこが勝負です。
時間や場所に縛られない仕事を作るには時間がかかりますが、それを作っておくと、やりたいことが全部できる理想のライフスタイルを送れるようになります。
そのためには準備する時間が必要です。これを読んですぐにできるようになるわけではにですが、もし将来海外移住をしたいと考えてるのであれば、今からでも準備を始めるのがオススメです。