コピーライティングってなにかを売るときにしか使えないんじゃないの?
コピーライティングは難しそうだから自分には関係ないし、文章くらいは書けるから特に学ばなくてもいいかな
コピーライティングはまだまだ言葉として馴染みがないですが、モノを売るとき以外に、自己紹介でも使えます。
自己紹介をする機会が一度もない人はいないので、営業やセールスのような職をしていなくても、身につけておいて損はないスキルです。
自己紹介もいわば、自分が商品でそれをいかに上手に伝えるのかという意味では人は誰しもがセールスマンと言ってもいいかもしれません。
モノを売るときは感情と理屈を考える
モノを買うときの流れというのは、ほしいといった感情が動かされて、その後にこの値段は妥当なのかという理屈を考えるわけです。必ずこの順番です。
この感情と理屈に働きかける文章があると、どんな商品やサービスも売ることができます。一般的に学校など義務教育で学ぶのはこの理屈の部分で、コピーライティングではどちらかというと、感情の方です。
そのために何が必要なのかというと、情報収集術、つまりリサーチです。どんな人に売るのかという対象を決めて、普段からどういった言葉を使ってるのか、そしてどういった考え方を持っているのかということを、情報収集術でリサーチします。
人によって響きやすい言葉というものは違います。
例えば女性であれば
自分らしい
といった言葉は何か商品を買うときにグッと惹きつけられる言葉です。
あなたもこの言葉が入っていると購入してしまうとそういった言葉はありませんか?
どんな人に売るのかということを決めたら、そういった人に響きやすいキーワードは、つまりゴールデンキーワードを探す必要があるのです。
メリットの書き方に注意
感情×理屈を自然と書けるようにする基本技としては概要と相手にとってのメリットと信用をコピーライティングとして入れる必要があります。
この中でも特に間違いやすいポイントとなるのはメリットについてです。
メリットというと何か機能的なもの、パソコンのスペックがメモリ1TBなどといったことをイメージすることが多いのですが、そうではなくて、どんなワクワクする未来が手に入るのか、ということを連想させる(たとえば高スペックなパソコンが手に入ることで仕事効率が2倍に上がり売上げアップ)といったように書く必要があります。
またメリットの部分で具体的な数字を入れるようにしてください。抽象的な数値化、たとえば数多くと言うと、人によって指標が変わるので客観的に数値化できるものです。
それでは実際にコピーライティングの要素を使って自己紹介を書いてみましょう。例えばスキルシェア日本No1のココナラで使っている自己紹介はこんな感じです。
大阪出身、早稲田大学院卒の英フリーランス。ココナラでは主に情報収集術トレーナーとして活動。マンツーマンレッスンが得意で、ココナラ以外も合わせて10年で1000名以上に提供してきました。2019年夏には人生の集大成となる業界初フリーランス養成合宿 inイギリスを少人数限定で開催しました。モットーは情報の質が人生の質。3年に1度のペースで世界中のご縁がある場所に帰る場所を作る「世界マイホームタウンプロジェクト」を進行中
どこに概要とメリットと信用が入っているのかわかりますか。
大阪出身、早稲田大学院卒の英フリーランス。
(概要)ココナラでは主に情報収集術トレーナーとして活動。
(メリット)マンツーマンレッスンが得意で、
(信用)ココナラ以外も合わせて10年で1000名以上に提供してきました。2019年夏には人生の集大成となる業界初フリーランス養成合宿 inイギリスを少人数限定で開催しました。
(意気込みと未来)モットーは情報の質が人生の質。3年に1度のペースで世界中のご縁がある場所に帰る場所を作る「世界マイホームタウンプロジェクト」を進行中。
応用編として、意気込みと未来も入れていますが、これはなくてもいいです。
まず基本として抑えておいほしいのですが、概要とメリットと信用です。
8割以上の人が犯してしまうよくある間違い
自己紹介でよくある間違いがメリットの数字のところでも説明しましたが、数字だけでなく、数字以外でも抽象的にしてしまうことで、具体化を思っている以上にしてみてちょうど良いくらいです。
現在は行政のサービスでは行き届かないところをサポートしていきたい思いがある
といった自己紹介があったとして、行き届かないところというのは具体的にどういったところなのか、これだと抽象的で読んだ人が具体的にイメージすることが難しいです。
また数字にしても、就職支援がサービスとして30人の方を就職させているといったような、相場を知らない人から見たわかりにくい数字を使う場合は、実際にどれぐらい凄いのか、相場観も書いておいた方が良いです。
読者に行動してもらうための3つの法則
これは感情、理屈で言うと感情の部分に当たります。改めてコピーライティングを定義すると感情で人を動かす文章力ということです。
ここで必要になってくるのは話題性、高揚感、行動を促すきっかけ、この3つです。
人がどうしても反応してしまう話題性
今で言えばコロナウィルスのニュースに皆さん引っ張りだこだと思います。
自分が取り扱う商品に話題性がないんじゃないかと思うかもしれませんが、それらを見つけてくる必要があります。そのために情報収集術を駆使して、なぜ話題性があると言えるのかを結びつけます。そうすることでお客さんがその商品に対して興味を惹かれることになります。
ワクワク感のある高揚感
高揚感はメリットにも近いのですが、その商品やサービスを手に、どれだけ輝かしい未来が待っているのかということを提示してあげることです。
よしじゃあ買ってみようといった気持ちになるわけです。
行動を促すきっかけ
高揚感を高めた後に、じゃあどうしたらその商品やサービスが手に入るのかを言葉にしてあげる必要があります。
具体的にはこのサービスや商品を購入したい場合はここをクリックして3日以内にサービスを手に入れることができますといったステップバイステップで何をすればいいのかといったことが挙げられます。
あるいは、この商品やサービスは期間限定で3日以内でしか手に入らないので、その3日以内にお申し込みをするようにしてください
といった形です。
それぞれ例を挙げてきましたがもちろんそれだけではなく、やり方はいくらでもあります。ここは頭を柔軟にして考えてみてくださいね。
押さえておきたいポイントが話題性、高揚感、行動促すきっかけ、これら3つがあることがとても大事なのです。
実際に何か商品やサービスを販売するときはこれらをぜひ意識してみてください。
自己紹介の場合だと話題性や高揚感は取り入れることができます。なぜ今それをやっているのかということが話題性になり、どういったところを目指しているのかというところが高揚感になります。
もし自己紹介した後に、その自己紹介を聞いた人の中で誰かとつながりたいのであれば、もし興味があれば僕のところに来て一緒にお話をしましょう、とすると自己紹介をするだけでもいろんな人とつながることができます。
コピーライティングを身につけるためには、自己紹介でもいいですし、最近、買ったお気に入りのサービスや商品を例にして、概要、メリット、信用をベースにして+3つの読者に行動してもらうための原則、話題性、高揚感、行動を促すきっかけも入れて文章を書いてみてください。