200記事を資産にする!WordPressとAI営業システム

STEP3:AI分身

イギリス・レスターに移住して約9年。3歳の娘の子育てにドタバタと奮闘しながらも、1日4時間だけ自分の強みと好きな仕事に集中する「好き4」というライフスタイルを実践しています。井元りゅうたろうです。

最近、クライアントさんとの個別セッションで、非常に深い「情報の扱い方」についての相談を受けました。

その方は、noteなどの発信を毎日コツコツと更新し続け、気づけば200記事近くの膨大なコンテンツを蓄積されている素晴らしい実践者です。しかし、「最近、全体のビュー数が頭打ちになり、少し落ち込んできた。ここからどう展開すべきか」という壁にぶつかっておられました。

200本もの濃い記事があるのに、なぜ数字が伸び悩んでしまうのでしょうか。

結論から言うと、一つひとつの記事が「点」でバラバラに存在しており、読者を変革へ導く「一本の線(ロードマップ)」になっていないからです。

今回は、この「散らばった資産をAIを使ってどう統合し、ビジネスの強力な武器に変えていくか」というテーマについて、僕の視点を共有します。

1. 「Obsidianでも繋げられる」という視点、その先にある壁

セッションの中で、「記事同士をリンクで繋いで構造化するなら、Obsidian(オブシディアン)でも同じようにローカルでデータを繋ぎ合せて、AIに読み込ませることができますよね?」という非常に鋭いご指摘をいただきました。

おっしゃる通りです。Obsidianは、マークダウン形式でローカルにデータを完全所有でき、ナレッジグラフで情報の繋がりを美しく視覚化できる素晴らしいツールです。僕自身、情報整理や自分の脳内を整理するスクラップブックとしては最高峰のツールだと認めています。

しかし、ここで一歩立ち止まって考えなければならないのは、「その情報の繋がりは、誰のためにあるのか?」ということです。

Obsidianの中でどれだけ美しく情報が繋がっていても、それはあくまで「自身の脳内の整理(閉じた世界)」で終わってしまいます。ビジネスとして成立させ、目の前のお客さんの現実を動かすためには、その繋がったロードマップを「オープンな場所で読者に見せ、体験してもらう」必要があります。

ここに、僕が最終的な母艦としてNotionでもObsidianでもなく、WordPress(ワードプレス)を推す決定的な理由があります。

2. なぜWordPress × AIが「最強の資産運用」になるのか?

ツールにはそれぞれ役割があります。Obsidianが「自分の思考基地」なら、WordPressは「お客さんを迎え入れ、教育し、信頼関係を築くための24時間自動営業システム」です。

WordPressにこれまで書き溜めてきた全記事データを蓄積し、それをAIに読み込ませることで、ビジネスに以下のような劇的な変化が生まれます。

1. 読者の行動に直結する「動的なリンク配置」

Obsidianのリンクは自分のためのメモ書きですが、WordPressの内部リンクは「読者のための案内板」です。

AIにWordPressの全記事を把握させることで、「この記事を読んだ人は、次にお金に関するこの記事を読むと理解が深まるから、文末に自動でリンクを挿入して」といった、読者の体験(UX)を最適化する導線設計が一瞬で可能になります。

2. 数百記事のCTA(行動喚起)を一括制御する

例えば、新しくサービスをリリースしたり、リブランディングを行ったりする場合を考えてみてください。

過去の200記事の中から特定のテーマの記事だけをAIに抽出させ、そのすべての記事の下部に新しい案内文(CTA)を一気に、かつ最適な文脈で挿入することができます。プラットフォームに依存しないWordPressだからこそ、AIを使ったデータベースの操作や構造変更が自由自在に行えるのです。

3. プラットフォームの規約に怯えない「完全所有権」

外部プラットフォームは、ある日突然、規約変更やアカウント停止、サービス終了のリスクがあります。

汗水垂らして書いた200記事の資産がある日突然消える。これほど恐ろしいことはありません。WordPressでデータを100%自分がコントロールできる状態を作っておくことこそが、長期的なビジネスの絶対条件です。

3. 脳の特性(OS)に合わせた仕組みづくり

このような営業システムや記事の整理を始めようとするとき、自身の脳の特性によってアプローチを変える必要があります。

新しいアイデアを次々に形にしたい「ドーパミン型」であれば、最初からすべての記事のリンク整理を完璧にやろうとすると、途中で飽きてしまい挫折しがちです。まずは「6割の完成度」で構いません。直近の5記事からWordPressに移行し、AIにリンクを自動提案させる楽しさを実感することから始めてみましょう。これが自身の脳に最も合ったアプローチです。

一方で、失敗を恐れて慎重に進めたい「ノルアドレナリン型」であれば、やり方が正しいか不安で最初の一歩を踏み出せないかもしれません。その場合は、いきなり全体を公開するのではなく、下書き状態のままローカル環境やテスト用のWordPressで試してみるのがおすすめです。安全な環境で動作を確認しながら、少しずつ仕組みを整えていくことが、前進へと導きます。

前に進めないのは、決して意志が弱いからではありません。自身の脳の特性(OS)に合っていない方法で頑張ろうとしていただけなのです。

4. 泥臭いプロセスを、テクノロジーで「仕組み」に変える

僕の日常も、偉そうなことばかりではありません。レスターでの育児、英語でのコミュニケーションの壁、日々の健康管理など、常に試行錯誤と泥臭いプロセスの連続です。

だからこそ、「人間がやらなくていい面倒な作業(記事の整理、リンク貼り、過去データの引っ越し)」はすべてテクノロジーとAIに丸投げするべきだ、と強く主張したいのです。

200本の記事を1本ずつ手作業でリンクチェックしてリライトしていたら、それだけで数ヶ月が吹き飛びます。しかし、WordPressのデータをAIに食わせる仕組みさえ作ってしまえば、そのリブランディングはわずか2週間で終わります。

浮いた時間で、もっと大切な「目の前のお客さんの生の声を聞くこと」や「体験ワークショップの質を上げること」にエネルギーを注げるようになります。これこそが、僕の目指す「人の可能性を最大化するテクノロジーの使い方」です。

まとめ|情報の「閉じた繋がり」をビジネスの仕組みへ昇華させる

毎日コツコツと書いた記事や、蓄積された知識は素晴らしい財産です。だからこそ、その財産を自分のパソコンの中だけに眠らせておくのは非常にもったいないことです。

大切なのは、Obsidianで思考を整理するだけでなく、それをWordPressという母艦へ移行し、読者が迷わずにファンになる「導線」をしっかりと引いていくことです。

人間がやる必要のない作業はテクノロジーやAIに任せ、最も大切な「お客さんに向き合うこと」にエネルギーを注いでいきましょう。

「まずは情報の整理や、どのAIを使うべきか迷っている」という方は、以下の記事でツール選定の結論について詳しく解説しています。合わせて参考にしてみてください。

👉 AIツール、多すぎて迷っていませんか?結論、Claudeだけでいい

また、「ツールは知っているけれど、なかなか実際の仕組み化や行動が進まない」という方は、こちらの記事で最初の一歩の整え方について解説しています。

👉 AIを使っても動けない人が、まず先に整えるべきこと

可能性をテクノロジーの力で一気に解き放ち、一緒におもしろい仕組みを作っていけるのを楽しみにしています!

神経科学 × 心理学

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