やりたいことはあるのに、仕組み作りや事務作業で止まってしまう人へ。
コーチングセッションでどんな変化が起こるのかをお伝えします。
クリエイティブな感性はあるのに、左脳的な作業で消耗しやすい人に向けた記事です。
結論からいうと、止まっている原因は努力不足ではありません。
才能と役割が合ってないだけ、ということがあります。
今回のセッションでは、収益化の話といったビジネス理論から入ったのに、本当に大事だったのは米粉料理、ピアノ、演劇科、などビジネス理論とは真逆のクリエイティブな話にヒントがあった意外な展開となりました。
仕組み作りで止まる理由
「ビジネスの仕組みを作らなきゃいけないのに、どうしても手が止まってしまう」。
こうした停滞感は、かなり多くの人が抱えています。
ただ、こういうときに「もっと頑張らなきゃ」と言うのは少し違います。
実際には、やる気がないのではなく、やる気が出る種類のタスクではないだけかもしれません。
今回も、まさにその状態でした。
コロンビアに住んでる彼女はeBookの販売準備を進めていましたが、決済システムの設定という事務的な壁で手が止まっていました。
ここで大事なのは、進めないことを「弱さ」と決めつけないことです。
むしろ、どこでエネルギーが出て、どこで消耗するのかを見ることの方が大切なのです。
熱が出る領域
糸口になったのは、最近ハマっているという米粉料理でした。
「お米のパンやクッキーを作っている時が一番楽しい」。
「コロンビアの食生活は炭水化物が多くて、日本食の知恵を伝えたい」。
この話をしているとき、明らかに声の熱が変わりました。
ビジネスの事務作業では止まっていたのに、料理や健康の話では自然に言葉が出てくる。
この差は、かなり重要です。
人は、自分の中で意味を感じるテーマには勝手に動きます。
逆に、意味を感じにくい作業には、驚くほどエネルギーが乗りません。
つまり、問題は能力ではなく、向いている領域と向いていない領域の差だったのです。
長く続いたことを見る
そこで、少し視点を変えて聞きました。
「今まで、比較的長く続いてきたことって何ですか?」
返ってきた答えは、ピアノを15年やっていたことでした。
さらに中学では指揮に近い役割を担い、高校では演劇科で表現を学んでいたという話まで出てきました。
この時点で、本質がかなり見えてきました。
彼女は単なるライターでも、単なる事務処理型の人でもありません。
本質は、表現者です。
「演劇科にいるだけで目立つのが楽しかった」。
「ピアノの伴奏で人前に立つのが好きだった」。
こうした原体験は、今の料理や健康への関心と、一本の線でつながっていました。
収益より自己表現
このセッションで見えてきたのは、クライアントが本当に欲しかったものです。
それは、単なる収益ではありません。
自己表現の場でした。
だからこそ、eBookの販売準備が止まっていたのです。
左脳的な仕組みづくりを一人で背負い込みながら、右脳的な創作欲求を満たせていなかった。
これが、停滞の正体でした。
ここで大事なのは、苦手を根性で埋めないことです。
苦手なところまで自力でやろうとすると、才能のエネルギーが削られます。
むしろ、苦手な仕組み化は外に出す方がいいのです。
AIに任せるという選択
そこで、こう提案しました。
「左脳的な仕組み作りは、AIに任せましょう。あなたは表現することだけにエネルギーを使っていいんです」
すると、止まっていた意欲が少しずつ戻ってきました。
「カフェをやりたい」
「レシピを練りたい」
この変化は小さく見えて、実はかなり大きいものです。
なぜなら、収益化のためのタスクとして見ていたものが、表現の延長として見え始めたからです。
人は、やらされ感のある作業では止まります。
でも、自分の感性が生きる作業には、再び火がつくのです。
才能と役割のズレ
大切なのは、苦手を克服することではありません。
自分のドーパミンがどこで出るのかを知り、それ以外の部分をテクノロジーで切り離すことです。
横山さんの場合、料理、食事、健康、表現、場づくりにエネルギーがあります。
逆に、決済設定や細かな仕組み化は、エネルギーを消耗しやすい領域です。
この差を見誤ると、才能は右脳型なのに、左脳で殺してしまっています。
しかし、役割を正しく分ければ、封印されていた意欲はもう一度動き出します。
この記事が伝えたいこと
この話から分かるのは、やりたいのに止まるときは、能力不足よりも違うところにヒントがあるのではないかと疑った方がいいということです。
「才能がない」のではなく、「才能は別に隠れてる」だけかもしれません。
彼女の場合、食事や料理の話をしているときの熱量が、何よりの答えでした。
その熱を見逃さず、苦手な部分はAIや仕組みに渡していく。
それが、自分の才能を生かすいちばん自然なやり方なのです。
この記事から分かること
-
やる気がないのではなく、タスクとの相性が悪いだけのことがある。
-
長く続いたことには、その人の本質が出やすい。
-
収益化の前に、自己表現の源泉を見つける方が先のことがある。
-
苦手な仕組み化は、AIで外に出せる。
-
才能は、正しい役割に置かれたときに一番動く。
