AI活用術トレーナーの井元です。
AI初心者から上級者まで、マンツーマンでその人に合ったAI活用法を教えています。
AIを触っているのに、なぜか仕事がスッキリ進まない。
そんなこと、ありませんか?
便利なはずなのに、
チャットは増える。
ファイルも増える。
できることは増えているのに、頭の中は逆にごちゃつく。
これ、AIをちゃんと使おうとしている人ほど起こりやすいんですよね。
今回は、整理と使い分けの話です。
ここが見えてくると、一気に景色が変わります。
特に重要なものを順番に解説していきます。
これまでの使い方でも、十分成果は出ていた
まず前提として、今回の相談者さんは、すでにかなりAIを活用できていました。
noteは更新できている。
Xも動かせている。
オープンチャットにも1週間で10人くらい入ってきた。
AI分身の精度も上がってきた。
しかも、ただ使っているだけじゃなくて、実際のお客さんの悩みに答える文章をAIに出してもらって、自分で微修正して投稿する流れまでできていたんです。
この状態、かなり良いですよね。
1本10分くらいで投稿できるなら、十分戦えます。
でも、そこで止まらなかったんです。
「ここまではできるようになった。じゃあ次は、どうやってもっと楽にするか?」
文字起こしを1本の記事で終わらせるのはもったいない
せっかく良い素材があるのに、使い切れていない。
このケース、本当に多いです。
でも見方を変えると、これは宝の山でもあります。
例えば、本人が語る動画って、言ってしまえばカルピスの原液みたいなものなんですよね。
内容が濃い。
経験も入っている。
言葉にも熱がある。
しかも、本人の独自性まで乗っている。
だったら、新しいネタを毎回ゼロから探すより、
その原液をどう薄めて、どう切り出して、どう届けるかを考えた方が早い。
ここが腑に落ちると、AIの役割も変わってきます。
すでにある濃いコンテンツを、再生産するために使う。
この発想に変わるだけで、かなり強いです。
1本の動画から、10個のコンテンツを作る発想
そこで今回やったのが、
文字起こしした長いコンテンツを、10個の派生コンテンツに分ける考え方でした。
しかも、ただ10個に分けるだけではありません。
-
集客用に使うもの
-
有料商品に回せるもの
-
note記事に向くもの
-
フロント商品として販売できるもの
こうやって、出口まで分けて考えるんです。
同じ内容でも、
「読んでもらうための切り口」と
「お金を払ってもらえる切り口」は違います。
だからこそ、最初から
「これは集客用か」
「これは有料商品化できるか」
「有料なら500円〜3900円くらいで成立するか」
そこまでAIに考えさせます。
AIは便利。でも、使い方を分けないと逆に疲れる
AIツールの使い分け、
これ、曖昧なまま使っていると本当に散らかります。
Claudeは大きく3つ、
Chatは情報収集。
CoWorkは整理。
Codeは実装。
たとえば、
「何を作ればいいか分からない」
ならChatで聞く。
「自分の仕事全体を見て、どこを効率化すればいいか整理したい」
ならCoWork。
「実際に自動化したい。仕組みとして動かしたい」
ならCode。
こうやって役割を分けるだけで、頭の中の交通整理が一気に進みます。
AIって、なんでもできるように見えるじゃないですか。
でも、なんでも1つでやろうとすると、逆に混乱するんですよね。
だからこそ、
収集なのか、整理なのか、実装なのか。
まずそこを決める。
この順番があるだけで、かなりラクになります。
「1テーマ1チャット」が地味に効く
1つのテーマにつき、1つのチャット。
そして、何度も使うものはプロジェクト化する。
これ、地味なんですが効きます。
つい同じチャットの中で、
あれもこれも続けてやってしまうんですよね。
でも、それをやると後から見返した時に分からなくなる。
「あれ、どこでやったっけ?」
「なんでこの文章こうなったんだっけ?」
この小さな迷子が、脳を疲れさせます。
AIを使うほど情報整理が大事になる。
これ、やってみるとほんとにそうなんです。
便利になったはずなのに疲れる。
その原因、能力不足じゃなくて整理不足だったりします。
AI分身の精度は、結局「素材」で決まる
自分の代わりに仕事をしてくれる
つまりAI分身の土台づくり、これも整理が大事です。
価値観。
考え方。
ビジネスの背景。
実績。
顧客像。
文章のトーン。
使わない言葉。
よく使う言い回し。
AIの精度が上がらない時って、能力の問題というより、
その人のことをまだ知らないだけ、ということが多いです。
逆に言うと、
素材が整っていれば、精度はかなり上がる。
今回も実際に、
「内容はいいけど口調がちょっと違う」
という場面がありました。
でも、それも悪いことじゃないんです。
むしろズレが見えるから、修正ポイントが分かる。
「私は最近この言い方はしない」
「この語尾は使わない」
「この表現は自分っぽくない」
そういう違和感を、そのままAI分身のファイルに足していけばいい。
つまりAI分身って、最初から完璧に作るものじゃないんですよね。
使いながら育てるもの。
ここが見えてくると、かなり気が楽になります。
自動化するべき場所と、しない方がいい場所がある
全部を自動化すればいいわけじゃない。
たとえば、ネタの元になる部分。
ここをAIに丸投げすると、どうしても一般的になります。
でも、本人の動画やセッションの中には、
すでに独自の経験も、言葉も、視点も入っている。
だからこそ、
-
ネタの元は本人の濃いコンテンツ
-
再整理や展開はAI
-
実装や量産はツールやCode
この役割分担が大事なんです。
自分の価値を、もっと広く、もっとラクに届けるための仕組み。
この使い方がいちばん強いです。
まず覚えるのは、たった1パターンでいい
AI活用って、難しそうに見えます。
実際、最初は情報量も多いです。
でも意外とシンプルです。
まずは、ちゃんとしたプロンプトを作る。
そのあと、
-
整理ならCoWork
-
実装ならCode
この流れで進める。
最初から全部覚えなくていいんですよね。
まずはこのワンパターンで十分。
一気に全部やろうとすると、たしかに脳の容量がおかしくなります。
モニターを増やして、アプリを何個も立ち上げて、全部同時に回す。
そういう世界もあります。
でも、多くの人が欲しいのはそこじゃないはずです。
もっと自由な時間がほしい。
生活を壊さずに、仕事を前に進めたい。
そのためにAIを使いたい。
だったら、最初から全部を極めなくていい。
自分の仕事に効くところから、ひとつずつ整えればいいんですよね。
AI活用が進む人は、「何を任せるか」がはっきりしている
これまでの話を一言でまとめると、
AI活用が進む人は、AIに何を任せるかがはっきりしている。
ゼロから全部考えさせるのではなく、
自分の中にある濃い素材を元にする。
整理は整理のAIに任せる。
実装は実装のAIに任せる。
そして、使いながら分身を育てていく。
この流れができると、
AIはただ便利なツールではなく、
仕事の流れそのものを変える存在になります。
もし今、
AIを触っているのに散らかる
思ったより前に進まない
便利なはずなのに疲れる
そんな感覚があるなら、能力の問題ではありません。
必要なのは、もっと頑張ることじゃなくて、
使い分けと整理。
ここが整うだけで、かなり変わります。
そして何より、すでに持っている自分のコンテンツ。
それを見直すこと。
新しいものを増やす前に、
今ある原液をどう活かすか。
そこから始める方が、ずっと自然です。
僕自身、AIって結局ここだなと思います。
自分を、ちゃんと活かすために使う。
その方が、長く続きます。
